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青少年健全育成条例改正案反対
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<都「青少年の健全な育成に関する条例」改正案に危惧・反対しています>

今回の東京都議会で審議中の「青少年の健全な育成に関する条例(青少年育成条例)」改正案(第30号議案)の
<第七条追加項目>は、その規制の文言が曖昧で、アニメ・漫画のキャラクターである18歳未満の
“非実在青少年”の表現を規制しようとし、漫画文化に限らず表現の自由を著しく損なう恐れがあると
思われるため、その成立には反対の意思を表明します。(管理人)

※児童ポルノや児童対象の性描写に賛成しているわけではありません※

青少年健全育成条例改正案反対(C)Sin -- 6/14 追記 --
「青少年の健全な育成に関する条例(青少年育成条例)」改正案は
東京都部会及び自民・公明議員から修正案が提出されましたが
民主・共産・生ネの反対で否決されました。

※国政に於いては(自民・公明などによる)同様の
表現規制に繋がりかねない児童ポルノ法案の
提出・成立が引き続き懸念されています。


-- 5/28 追記 --
東京都議会(第2回定例会)が6月1日から行われます。
東京都青少年健全育成条例改正案に反対する請願署名
■【条例改正案に反対する請願署名】

山口弁護士が請願署名と取りまとめ始められてます。
第一次署名・提出〆切は6/4(定例会陳情受付日)迄。
否決されたため〆切られました。
別の署名は今後また山口弁護士のサイトを参照ください。


■コンテンツ文化研究会
 〜(青少年健全育成条例改正問題についてのイベント関連)

--3/30 追記--
30日行われた東京都議会の平成22年第1回定例会で、議決議案の内、
「東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例」
(30号議案)は継続審査となりました。


■東京都議会に提出された 「青少年の健全な育成に関する条例」改正案(第30号議案) について

*参照:3/15 漫画家会見による報道記事

この改正条文の第七条の規制対象となりうるものの改正追加要項の文面に、
漫画・アニメ・ゲームなど二次元の架空のキャラクターを指すと思われる
“非実在青少年”という以下の記述があります。
【ニ 年齢又は服装、所持品、学年、背景その他の人の年齢を想起させる事項の表示又は
音声による描写から十八歳未満と表現されていると認識されているもの
(以下、「非実在青少年」という。)を相手方とする又は非実在青少年による性交又は
性交類似行為に係る非実在青少年の姿態を視覚により認識できる方法でみだりに性的対象として
肯定的に描写することにより、青少年の性に対する健全な判断能力の形成を阻害し、
青少年の健全な成長を阻害するおそれのあるもの】
という部分です。
*参照:七条改正追加各号その前半   七条改正追加各号その前半 

2月より始まった都議会の総務会に、先週突然提出されたこの改正案は、
拡大解釈すると児童ポルノの規制と全く関係ない部分に立ち入って、
漫画など二次元的な創作表現を著しく規制し、産業的衰退を促すおそれがあるため、
当管理人の独自判断ですが反対声明を掲げさせて頂きました。

児童ポルノの繁茂や流布は反対であり、また、創作という名の下に
著しく性描写のみを描いた作品や商品を羅列・流通させることには懸念がありますが、
その法律の定義も曖昧なまま、ある一部の施政者の主観判断で行われる規制は言論統制に近く、
また、法律で一度規制をかけてしまうと、次々に規制対象になりうる可能性もあるため、
表現の自由に関わる問題でもあり、憲法にも違反していると思われるため、
議論のないままの性急な決議に反対するものです。

ちばてつや先生、里中満知子先生、竹宮恵子先生、永井豪先生らの発起による
15日の集会とその報道以降、16日から緊急でTOP、BLOGに文面共々貼らせて頂いてます。
(それ以前は作家にも業界にも何の連絡や通達、情報などがなかったようです)

作家的立場または個人的お考えに於いて、賛同・非賛同に関わらず、
もしご意見がありましたら管理人までお願いします。
但し、サイトのTOPでの掲示については反対声明を柔らかい表現に変更する以外は、
現状引っ込めるつもりはありません。

尚、昨年麻生政権の崩壊時に廃案になりました「児童ポルノ法案」関連とも併せて、
出版の集中する東京都政レベルでなく、各地方自治体、国政に於いても、
今後(基本的に自民系のようですが)同じような表現や動きには注視していく構えでおります。

尚、性表現については管理人はサイトなど公になる場では扱う姿勢は特にありませんし
(その手の漫画やゲーム関係に携わってはおりませんし)、
児童ポルノについては世界的に見ても全く憂慮しうる問題で、これには絶対推奨しえない立場ですが、
これらの性的な表現を取り巻く社会事情については、業界や作家の倫理観念や自主規制、
読者やユーザーによる選別や淘汰などの自浄作用を推奨するもので、
今回のように表現自体を半具体的に一部の者が法で規制するという問題とは別物として考えております。


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